ログハウスってなに?
一般的に「ログハウス」というと、太い丸太を横に組み上げた姿をイメージされる方も多いようですが、構法やログ材の仕様等によっていくつかの種類に分けられます。 それぞれの構法によって、ログハウスのイメージは大きく変わります。 特にあんじオリジナルの『正倉院式ログの家』は、従来のログハウスに比べ、高い耐震性とデザイン性を実現したログハウスです。 ここでは、一般的なログハウスのご紹介をさせていただきます。
丸太組み構法のログハウス
- ハンドカット・ログハウス
- 職人さんがチェーンソーや斧を使い、加工したログ材を使用します。直径30cm以上ある丸太本来の重量感や質感を活かしたログハウスに仕上がります。 以前は、カナダなどで刻んだ輸入のログ材が多かったのですが、近年は国産材活用を推奨する動きがあり、生産を手がける森林組合などが増えています。(あんじのログは、国産材を使用しています。)
- マシンカット・ログハウス
- 機械によって均一に製材されたログ材を組み上げて建てられるログハウス。 ログ材の形状は、角ログ、丸、楕円、タイコ、D型など、いろいろと選べます。 機械による製材となりますので、ハンドカットのログ材よりバラつきがない分洗練された表情を演出することができます。 価格を抑えられることも魅力で、塗装をして街中に建てるケースも多くあります。
- キットで作るログハウス
- 「ログハウスを自分で建ててみたい」という方の要望を受けて普及し始めたのがセルフビルドのための「キット販売」です。 素人には難しい基礎工事・屋根工事・電気工事・水道工事などは外注しますが、本体のパーツの組み立ては自分で行います。 本格的なログハウスからワンルームの小屋程度のログハウスまで様々な種類があります。
軸組み構法のログハウス
- 軸組み構法のログハウスは、在来構法同様、柱と柱の間にログではない壁(真壁)をもち、間取りや仕上げ材のバリエーションなど、自由度の高い設計をすることが可能です。
ログハウス用語集
〈ノッチ関連〉
- ノッチ【notch】
- 丸太組み構法において、建物のコーナーなどでログ材を互い違いに交差させます。そのかみ合わせの加工を施した部分のこと。
- ラウンドノッチ【round notch】
- 最もシンプルなノッチで、ログ材の下部に丸太がすっぽり収まるように半円形に切り込みを入れたもの。現在では、伝統的なハンドカットより、乾燥した後にマシンカットされた丸ログで採用されることが多くなっています。
- スカーフ【scarf】
- ログの乾燥・収縮によってノッチ部分に隙間が出来るのを防ぐために、接合部分が平らになるようにカットされた面のこと。 主にハンドカットのログハウスで用いられる技法で、仕上がりの見た目も美しくなります。
- サドルノッチ【saddle notch】
- かみ合わせ部分にスカーフカットを入れ、台形=馬の鞍(サドル)のような形状に仕上げたノッチ。
- ウエッジノッチ【Norwegian notch】
- スカーフカットをかみ合わせ部分の上下に設けたサドルノッチの発展型。乾燥による狂いが生じにくく、横ずれにも強いノッチの作り方だが、太いログ材を使用することが必要となる。
- ロックノッチ【locked notch】
- サドル・ウエッジ・ラウンドノッチなど、通常のノッチの内部にほぞを組むように面で重なる部分を設けたノッチ。 強度を保つため、材の芯の部分を残すような造りが考案されている。
- スクエアノッチ【square notch】
- 校倉建築で伝統的に使われてきた鎌欠き加工と同じで、かみ合わせ部分の上下左右をかき取って四角く仕上げたノッチ。
- ポストノッチ【post notch】
- 横積みのログ材の上に柱を立てる際、ホゾを用いて接合させるノッチ。
〈デザイン関連〉
- アーチカット【arch cut】
- ログ材の間仕切り壁をカットして造られたデザイン性の高い開口部。
- ログエンド【log end】
- ログ壁がノッチで交差して、外部に飛び出した末端の部分のこと。 ハンドカットのログハウスにおいては、アーチカット同様、曲線のデザインを施して意匠性を持たせることが多い。外観デザインを印象付ける大切な部分。
- カービング【carving】
- 彫刻を施すこと。ログハウスでは、柱や壁に動植物をモチーフにした装飾が好んで取り入れられている。
〈小屋組み等の仕様〉
- ゲーブルエンド【gable end】
- ログウォールをてっぺんの棟木のところまでそのまま横に積み上げていく手法。
- トラス【truse】
- 屋根を支えるためログ材等を三角形に組んで用いる手法。 三角構造を補強し、意匠的に縦、横、斜の材を設けることで、シングルポスト、クィーンポスト、キングポストといった様々な形状がある。
- シングルポスト・トラス【single post truss】
- 丸太を三角形に組んでつくるトラス組の一種。三角形の枠組みの中に構造をより強化するために真束を立てたもののことをいう。 三角の枠だけのシンプルトラストに比べ、強度が高く、ドアなどの出入り口を設けやすい構造となっている。
- アウトリガー【outrigger】
- ロフトや2階の床面が、1階の壁より外側に突き出たログハウスの設計プラン。ロフトスペースを有効に使えることに加え、張り出した部分が庇代わりにもなる。
〈その他〉
- ログシェル【log shell】
- ログハウスの壁や小屋組みなどの構造躯体の総称。
- ミニログ【mini log】
- 小規模なログハウスのこと。キャンプ場のコテージや、庭の離れや倉庫として使用したいという要望を受け、セルフビルドキットとしても人気がある。


ページの先頭へ






